平成20年の文部科学省の調査によると、塾に通っているお子さんの割合は、小学生で約4割、中学生で約7割… 驚くほど多くのお子さんが、塾通いをしていることがわかります。 なぜ、これほど塾が人気を集めているのでしょうか。 塾には、おもに4つのメリットがあります。
@勉強の習慣をつける。
塾に通うことで、ふだん机に向かう習慣のない子に勉強の習慣をつけさせることができます。
A学校の授業を先取りできる。
カリキュラムの進行が早い進学塾では、学校の授業に先行した単元を学ぶことができます。
受験直前期にも落ち着いて志望校対策に臨むことができます。
B学校の授業で不足したポイントを補う。
学校の授業で分からなかったところ、習わなくても勉強しておいたほうが良いポイントなどを学ぶことができます。
C入試に関する情報を集める。
個人では限界がある志望校への情報収集。塾には、具体的なデータと実践的なノウハウが蓄積されています。
塾に通うお子さんが増えたことで、塾が「単なる勉強の場」から「子ども達が学び、コミュニケーションをとりあう場」へと変わってきたことも、塾人気の理由のひとつとなっているようです。
みなさんは、どうやって塾を選ぼうとしますか?おそらく、「知人に勧められて」「友達が通っているから」「評判がいいから」と
いう理由で選ぼうとする人が、ほとんどなのではないでしょうか。
しかし、他の人にフィットする塾が、必ずしもお子さんにぴったり合うとは限りません。仮に学力レベルが同じでも、
まじめで几帳面な子どもと天才肌で柔軟性のある子どもでは、ぴったりくる塾も変わってきます。
当たり前のことですが、いい塾とは「子どもが成長できる塾」です。お子さんの性格・目標・現状などをしっかり把握したうえで、
どうすれば学力があがるのか、どうすれば無理なく続けられるのかを考えていくことが大事なのです。